ばね製作記 逸品

ばね・バネの岩津発条製作所 ホーム > 逸品記事一覧 > シリンダ保護カバー用のD/dが大きい圧縮コイルバネ

難加工を知り尽くした弊社にご相談ください。

東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。

岩津発条の自慢は、創業から培ってきた『職人技』です。
機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。

逸品についての製作記を定期配信でお届けします。

11月の記事

シリンダ保護カバー用のD/dが大きい圧縮コイルバネ

材質:SUS304 WPB(ステンレス鋼線)
線径:1.2mm
内径:130mm

シリンダ保護カバー用のD/dが大きい圧縮コイルバネ

こちらの逸品はシリンダ保護カバー用の圧縮コイルバネです。
用途としてコイルの内側に径の大きいシリンダを通す仕様から、D/d(ばね指数)が大きいのが特徴です。

シリンダ保護カバー用のD/dが大きい圧縮コイルバネ

通常、自動機で巻くことのできるD/dの範囲は4~22前後ですが、この逸品のD/dは100以上。
熟練の職人による手が求められる難加工でした。

シリンダ保護カバー用のD/dが大きい圧縮コイルバネ

D/dが大きいことによる難加工のポイントとしては2つあり、1つ目はコイル径の1/3の径の芯金に巻いていく工程で、2つ目は熱処理による膨張を修正する工程でした。
1つ目の工程においては、線材を芯金に巻きつけた後すぐに手を放すと、きついコイル状に負荷を掛けられていた線材がもとの形に戻ろうとすごい勢いで広がり、径やピッチがバラバラになってしまうため、慎重に線材の負荷をならしていく必要がありました。
2つ目の工程においては、これだけD/dが大きくなると、設計段階での熱処理後の誤差もばらつきやすく、何度も試行錯誤を重ねる必要がありました。

弊社では機械ではできない難加工も熟練職人が手加工で対応しています。
こちらに記載されていないような仕様・加工の場合でも、お気軽にお問い合わせ下さい。

関連する逸品記事

硬引きチタン線の圧縮バネ

硬引きチタン線の圧縮バネ
種類

圧縮バネ

材質

チタン

用途

水道・ガス設備機器

  • 小ロットで調達可能な純チタンを提案
  • バネ用ではない材料も調節を重ねて加工

コイル外径(D/d)の大きな円錐バネ(テーパーバネ)

コイル外径(D/d)の大きな円錐バネ(テーパーバネ)
種類

圧縮バネ

材質

硬鋼線

用途

電気機械器具

  • コイル外径が大きいため調節が難しい
  • 大径側の先端を内側に巻き込んでストッパーに
  • 全圧縮時に平坦になるよう設計

鼓型(ボビン型)圧縮バネ

鼓型(ボビン型)圧縮バネ
種類

圧縮バネ

材質

ステンレス鋼線

用途

電気機械器具

  • 機械の空きがなかったため手巻き加工で精度の高い加工を実現
  • 座巻の成形・自由長・直角度の精度充足は、まさに職人技

初張力0、応力が振り切れることのない引張バネ(押し引きバネ)

初張力0、応力が振り切れることのない引張バネ(押し引きバネ)
種類

圧縮バネ

引張バネ

トーションバネ

材質

硬鋼線

用途

その他

  • トーションバネの足が長く、自動機での加工ができないため手加工にて製作

電気設備機器用アースバネ(圧縮バネ)

電気設備機器用アースバネ(圧縮バネ)
種類

圧縮バネ

材質

硬鋼線

用途

電力設備

  • 端の直線部を確保するため、直線材を用いて手加工にて成形

D/d≒35、有効巻き数1.25の特殊コイル

D/d≒35、有効巻き数1.25の特殊コイル
種類

圧縮バネ

その他特殊バネ・線材

材質

ステンレス鋼線

用途

一般産業機械

  • D/dが大きいため、専用の芯金を作成し、職人の手により外径コントロール
  • 研磨により自由高さの指定をクリア
  • 研磨と熱処理の両方の影響を考慮して加工
  • 有効巻き数が小さいため荷重管理が困難

岩津発条製作所が特殊バネを設計・製作できる2つの理由

1.オリジナルで製作する治具・設備

岩津では、バネの仕様に合わせた製造設備のカスタマイズや、時には一から機械の設計も行い、特殊バネの製造を実現しています。

設備・治具紹介(動画配信中)

2.この道一筋の職人が在任

確かな技術を持つ、経験豊富なバネ職人が、岩津の特殊バネ製作を支えています。

技術者紹介

岩津発条の技術・設計・スキル

ばね製作記逸品
 
 
お電話・ファックスからのお問い合わせ TEL:06-6789-4857 FAX:06-6789-4867 営業時間:平日9時~18時

業務が立て込んでおり、電話に出られない場合がございます。
その場合は、お手数ですがインターネット問い合わせフォームをご利用下さい。

インターネットからのお問い合わせ インターネットお問い合わせフォーム メール