ばね製作記 逸品

ばね・バネの岩津発条製作所 ホーム > 逸品記事一覧 > R形状の圧縮バネ(ケーブル・ホース類のガイドスプリング)

難加工を知り尽くした弊社にご相談ください。

東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。

岩津発条の自慢は、創業から培ってきた『職人技』です。
機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。

逸品についての製作記を定期配信でお届けします。

4月の記事

R形状の圧縮バネ(ケーブル・ホース類のガイドスプリング)

材質:SWC(SWRH)
線径:φ3.5
コイル外径:φ33
総巻数:20Nt

何といっても特徴は、バネ全体のR形状です。
これを実現するには、ストレートの圧縮バネを成形後、バネ要目によって3通りの製法を検討します。

逸品その三. R形状の圧縮バネ(ケーブル・ホース類のガイドスプリング)

Ⅰ:両端を引っ張り、力技で全体をRに曲げる (線径が太く、硬いバネ向き)
Ⅱ:Rを保持する金型にはめ込み、熱処理で形状記憶させる (線径が細いバネ向き)
Ⅲ:R外径側を1巻きずつ広げ、R状に加工する

試作段階では、Ⅰ・Ⅱでトライし、Ⅰは加工不能のため、Ⅱを採用することになりました。(画像は試作品です。)
ところが、量産品は“外観重視”となり、電解研磨のできるSUS304の軟質材に指示変更があり、
結果、熱処理によるR形状保持が不可能となり、Ⅲを採用する運びとなりました。

専用治具を製作し、量産対応しましたが、この製法は、全体のひずみが発生しやすく、かなりの工数・精度を要する加工でした。

関連する逸品記事

特殊な材質を用いたバルブ用圧縮バネ

特殊な材質を用いたバルブ用圧縮バネ
種類

圧縮バネ

材質

ステンレス鋼線

用途

一般産業機械

  • 特殊素材を提案
  • それに伴って400℃以上の熱処理が必要だが、500℃まで対応可能な小型電気炉で対応可能

商品のフォルムに合わせて加工した圧縮バネ

商品のフォルムに合わせて加工した圧縮バネ
種類

圧縮バネ

材質

硬鋼線

用途

玩具

  • 商品のフォルムに合わせて調整
  • 加工前にあらかじめ大きさを想定することが必要

自由長や直角度の公差が厳しい圧縮バネ

自由長や直角度の公差が厳しい圧縮バネ
種類

圧縮バネ

用途

その他

  • スプリングバックが大きいものでも正確に寸法調整
  • 岩津独自開発治具「平箸」でピッチ間隔を正確に調整

D/d≒35、有効巻き数1.25の特殊コイル

D/d≒35、有効巻き数1.25の特殊コイル
種類

圧縮バネ

その他特殊バネ・線材

材質

ステンレス鋼線

用途

一般産業機械

  • D/dが大きいため、専用の芯金を作成し、職人の手により外径コントロール
  • 研磨により自由高さの指定をクリア
  • 研磨と熱処理の両方の影響を考慮して加工
  • 有効巻き数が小さいため荷重管理が困難

コイル外径(D/d)の大きな円錐バネ(テーパーバネ)

コイル外径(D/d)の大きな円錐バネ(テーパーバネ)
種類

圧縮バネ

材質

硬鋼線

用途

電気機械器具

  • コイル外径が大きいため調節が難しい
  • 大径側の先端を内側に巻き込んでストッパーに
  • 全圧縮時に平坦になるよう設計

鼓型(ボビン型)圧縮バネ

鼓型(ボビン型)圧縮バネ
種類

圧縮バネ

材質

ステンレス鋼線

用途

電気機械器具

  • 機械の空きがなかったため手巻き加工で精度の高い加工を実現
  • 座巻の成形・自由長・直角度の精度充足は、まさに職人技

岩津発条製作所が特殊バネを設計・製作できる2つの理由

1.オリジナルで製作する治具・設備

岩津では、バネの仕様に合わせた製造設備のカスタマイズや、時には一から機械の設計も行い、特殊バネの製造を実現しています。

設備・治具紹介(動画配信中)

2.この道一筋の職人が在任

確かな技術を持つ、経験豊富なバネ職人が、岩津の特殊バネ製作を支えています。

技術者紹介

岩津発条の技術・設計・スキル

ばね製作記逸品
 
 
お電話・ファックスからのお問い合わせ TEL:06-6789-4857 FAX:06-6789-4867 営業時間:平日9時~18時

業務が立て込んでおり、電話に出られない場合がございます。
その場合は、お手数ですがインターネット問い合わせフォームをご利用下さい。

インターネットからのお問い合わせ インターネットお問い合わせフォーム メール