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圧縮ばね(押しばね)

圧縮ばね(押しばね)

緻密な職人技で圧縮ばねの難加工に挑みます。

圧縮ばね(押しばね)は最も広く使用されているばねです。シンプルに見えて、実は緻密な職人技が必要とされるばねも数多くあります。岩津発条製作所が難加工に挑みながら製作してきた圧縮ばねの製作例をご紹介いたします。

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ばね屋に相談!圧縮ばねの、これできる?

「現行品が折れる」「錆びを防止したい」「海外調達品を国内で調達したい」…
様々な声が寄せられますが、その中でもとくに多い圧縮ばねのご相談内容をご紹介いたします。

現行品の寿命を延ばしたい

岩津発条製作所なら…

熱処理の仕方を少し工夫するだけで、長く使えるばねになることがあります。
職人の絶妙な熱処理加減で長寿命化を叶えます!

現行品の寿命を延ばしたい

実際にお客様からいただいたご相談

既存のチタンばねは寿命が非常に短く、コストがかかって困っています。寿命の長いチタンばねを作って欲しいのですが…

私たちからのご提案

寿命の短さは、熱処理に問題があることが判明しました。ばね用チタン材は、取り扱っているばねメーカーが少ない上に、熱処理によって引っ張り強さや横弾性係数が大きく変化するため、チタンの熱処理の出来栄えは経験に左右されやすいものです。加工の難しさにとらわれずに特殊な材料を選定することも寿命を延ばすポイントになります。

海外製品を国内で調達したい

岩津発条製作所なら…

海外の特殊なばねも再現できます!
ばねの仕組みを理解しつくしているので、現行品と同じものを作ることが可能です!

海外製品を国内で調達したい

実際にお客様からいただいたご相談

現在使用しているオイルシールに使用されるばねが壊れてしまったのですが、調べてみると海外製。海外で再度生産するとなると、輸送コストもかかるので困っていました。日本でどうにか全く同じ形状に加工できる業者を探しているのですが…

私たちからのご提案

よく見ていただくとこちらのばね、少し斜めに巻きつけが行われています。このように機械で成形が難しいものであっても、岩津発条ではばねの仕組みを根本から理解し、実現可能な職人が揃っているため、どれほど特殊なものでも専用の治具を作成の上現物と同じものを製作することができます。今回は、加工に必要な専用のワイヤーガイドを1から製作することで実現することができました。

錆に強くしたいがチタンは高い…安価にできないでしょうか

岩津発条製作所なら…

純チタンのばね用データを保有しているので、ばねにも採用して安価に錆び対策が可能です!

錆に強くしたいがチタンは高い…安価にできないでしょうか

実際にお客様からいただいたご相談

現在使用しているばねがすぐ錆びてしまって強度も弱くなってしまうため、交換頻度が高くコストもかかってしまうので悩んでいます。錆びないばねを製作したいのですが…

私たちからのご提案

チタンは錆びに強い材質です。しかし、ばね用チタン合金は高価でメーカー在庫も不安定。一方、純チタンであればばね用チタン合金に比べ安価に手に入ります。純チタンのデメリットは、ばね材として販売されていないことからばねに必要なデータをメーカーが公表していない(わからない)ことですが、岩津発条製作所では数多くの製作実績から独自の純チタンに関するデータを保有しています。そのため純チタンでも要求された荷重どおりのばねを製作することが可能です。

荷重を保ちつつ、軽量化だけしたい

岩津発条製作所なら…

軽量化に最適なチタンでも、比較的低コストで製作可能!

荷重を保ちつつ、軽量化だけしたい

実際にお客様からいただいたご相談

ばねの軽量化をしたいのですが、軽量化を優先すると希望の荷重にならないので、どうすればいいか途方に暮れています。何かいい方法はないですか?

私たちからのご提案

錆び対策にも有効なチタンですが、軽量化にも貢献する優秀な材質です。高価なイメージがあるので最初からチタンを採用することをあきらめられている場合も多いのですが、岩津発条では様々な工夫により総合的にコストを抑えることができるので、チタンでも比較的低コストで実現することが可能です。

限られた省スペースで重荷重を支えたい

岩津発条製作所なら…

異形線でも加工ができる設備を自社で作れるので、省スペースの実現も可能!

限られた省スペースで重荷重を支えたい

実際にお客様からいただいたご相談

ばねに割けるスペースが限られているので、そのスペース内で希望の荷重を得るためにたわみ量を多くしたいと思っています。直角度も精度高く作る必要があるのですが…

私たちからのご提案

狭いスペースでたわみ量を多くしたいということですね。こういったケースの場合はたわみ量を確保するために、平線(平たい板状の材料)を使用することが多いです。特殊な線径のため、自動機で巻こうとすると面が倒れてしまいますが、岩津発条製作所では旋盤加工機を使ったオリジナルの機械を用いて、職人がひとつひとつ加減を調節して巻いていきました。直角度についても、手加工で芯取り(ピッチの調整)を行うことで精度の高い直角度に仕上げています。

私たちが得意とする圧縮ばねの難加工

私たちが得意とする圧縮ばねの難加工

圧縮ばね(押しばね)は、ばねの定番でありながら、形状や使用用途によって設計・製作の難易度が変化します。弊社では機械ではできない難加工も熟練職人が手加工で対応しています。

  • D/d=4以下、22以上(D=コイル平均径、d=線径)
  • 材料が異形断面(異形線ばね)
  • 線径Φ0.2~13.0
  • 手巻き、旋盤巻き等人の手が必要な仕様
  • 異形線縦巻き(コバ巻き)
  • 耐熱性や耐食性が求められるような特殊材料を用いたもの

職人の腕の見せ所圧縮ばね(押しばね)製作・加工事例

自由長1650の圧縮ばね

ご依頼内容

材質:SWP-A(SWRS)、線径:φ2.0、コイル外径:φ64、巻数:415、自由長:1650で作ってほしい。また、コイル胴体部分の外径のばらつきをなくしてほしい。

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とにかく長いばねでした。二人掛かりで伸ばすと、10m以上の長さになります。当然、これだけ伸ばしても、元に戻した時にへたることはございません。これだけの長さのばねをつくるだけでも一苦労ですが、「外径のばらつきをなくしてほしい。」というお客様のご要望がありました。外径にばらつきがでるのは、長過ぎてばね自体の自重が影響するためです。そのため、2本のパイプとローラーで「受け」を設置し、まわりやすくし、自重の影響を逃がしたことで解決させました。

製作した仕様

材質 SWP-A(SWRS、ピアノ線)
線径 φ2.0
コイル外径 φ64
総巻数 415
自由長 1650
納入ロット 100個

圧縮ばね(押しばね)の
設計相談や試作から承ります。

圧縮ばね(押しばね)は、ばねの定番でありながら、形状や使用用途によって設計・製作の難易度が変化します。弊社では機械ではできない難加工も熟練職人が手加工で対応しています。