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4月の記事

ピアノ線で特殊な線径φ3.8を使用したトーションバネ

線径:φ3.8
材質:SWP-B(SWRS)
コイル外径:φ27.8

こちらはピアノ線の特殊な線径φ3.8のトーションバネです。

ピアノ線で特殊な線径φ3.8を使用したトーションバネ

通常カタログ等に掲載されている線径はφ3.5とφ4.0であり、φ3.8は掲載されていないです。
そのため、材質の線径自体が特殊です。

特殊な線径を使用した理由として、荷重計算の調整ができるように有効巻き数を確保するためです。

トーションバネは通常、設置するアームの角度が決まっているため、圧縮ばねのように0.5巻などはできず、アームの角度がずれる場合は1巻減らす若しくは増やすことになります。

ピアノ線で特殊な線径φ3.8を使用したトーションバネ

ですが、そうした場合、荷重の微調整ができなかったり、必要なトルクをえられなかったりします。そのため、荷重計算の調整に必要となる巻き数を維持したままアームの角度を合わせるために、線径がφ3.8の材質を選んでおります。

もう一つ、特徴として下の写真のアームの曲げ部分が中に曲げられている箇所です。
写真でおわかりいただけるかと思いますが、ツールを入れるのが非常に困難です。

ピアノ線で特殊な線径φ3.8を使用したトーションバネ

そのため、コイル部等と接触しないようにツールをデザインし、加工にあたりました。
限られたスペースでのトーションバネの設置となるため、このような複雑な形状となっておりもちろん、熱処理によるアームの角度の変化もあるため、職人の加工技術を要した逸品でした。

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