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1月の記事

フック部の内Rが非常に小さいダブルトーションバネ

材質:SWC(SWRH)
線径:φ0.8
外径:φ7.4

電気機械のスイッチとして使用されるフック部の内Rが非常に小さいダブルトーションバネです。

フック部の内Rが非常に小さいダブルトーションバネ

  

写真からご確認いただけるかと思いますが、内Rが非常に小さいです。まず自動機では加工できません。
バネを使用するスペースが限られていたため、バネ全体の大きさも非常に小さいものとなっております。

フック部の内Rが非常に小さいダブルトーションバネ

こちらの内Rはφ0.2です。隙間寸法が0.4mmとなります。こちらの精度を実現するには
芯金巻で内Rはφ0.6で、隙間寸法を1.2mmで曲げます。その後に独自の治具を使用して、
調整
をかけました。調整をかけるのも、治具の精度などで大きく変わるため、技術力を要します。

また、曲げる際にはスプリングバックも考慮する必要があるため、曲げている時は隙間寸法が
ほとんどない状態まで曲げています。
それ以上曲げてしまうと、線材がクロスしてひずみが起き、折れやすくなってしまいます。

材質に関してもピアノ線では材料の引っ張り強さが高く線材が折れてしまうため、
比較的材料の引張強さの低いSWC(SWRH)を使用しました。

岩津発条ではお客様の用途を十分にヒアリングした上で、それに合わせた材質の選定から
最適な曲げ加工までご提案が可能です。
また、今回は限られたスペースでの難加工でしたが、長年培った経験と知識でお客様のご要望に
沿った逸品を実現することができました。

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