材質:純チタン2種(HR材)
線径:1.6mm

  • バネ用チタン合金(DAT51)との比較検討がしやすくなりました
純チタン2種(HR材)の横弾性係数を算出しました

こちらの逸品は、純チタン2種(HR材)のコイルです。

純チタン2種(HR材)の横弾性係数は約24000~25000N/mm2です

最近、チタンのお問い合わせが多いため純チタン2種(HR材)の横弾性係数を調べました。

比較材料として
バネ用チタン合金(DAT51)は30400N/mm2(熱処理前の参考値)ですので、
純チタン2種(HR材)はバネ用チタン合金(DAT51)と比較して約8割ほどの横弾性係数を持つといえます。

純チタン2種(HR材)のメリットは材料の安さ。このことから、バネ用チタン合金(DAT51)の代わりに試作に使えるので、開発コストを大きく削減することが出来ます。もちろん、性能的に問題なければ純チタン2種(HR材)を採用することも可能です。

余談かもしれませんが・・・ついでに一般的なバネ用鋼材の横弾性係数をいくつか紹介します。
硬鋼線・・・78500N/mm2
ピアノ線・・・78500N/mm2 
SUS304-WPB・・・68500N/mm2

岩津発条では、要求に応じた試作を行い、ご提案させていただきます。関するご相談はお気軽に!

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