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東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。

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逸品についての製作記を定期配信でお届けします。

9月の記事

純チタン(硬引き線)のコイル

材質:純チタン(硬引き線)
線径: 1.6mm
コイル平均径: 15mm
自由高さ:42mm
有効巻き数:8

純チタン(硬引き線)のコイル

こちらの逸品は、純チタンを使用した(硬引き線)のコイルです。
錆びへの強さを得るためにチタンを採用いたしました。

純チタン(硬引き線)のコイル

もともとSUS304で製作を予定していたのですが、錆びに負けてしまったため、より耐食性の強いSUS316-WPAに変更しました。しかし、それでも錆びてしまった、とのことので、チタンへ変更することになりました。チタンはチタンでもバネ用チタン合金は高く、メーカー在庫も不安定なため、純チタンを採用いたしました。

純チタンはバネ用チタン合金に比べてかなり安価で、簡単に手に入るというメリットがございます。デメリットはバネ材として販売されていないため材料ごとに横弾性係数がばらつくため、メーカーが値を公表していない(わからない)ということでした。横弾性係数がわからないとバネ定数が割り出せないため、設計ができないということになりますが、その材料でバネを多数作ってみて、荷重試験を行い、その得られたデータから横弾性係数を割り出し、設計をすることで要求された荷重のバネを作成することが出来ました。

この試験にかかるコストを考えても、バネ用チタン合金を用いるより純チタンのほうが安くなりました。

岩津発条では加工だけでなく、設計段階からご相談を承ることでコスト削減のアドバイスも可能です。お気軽にご相談くださいませ。

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1.オリジナルで製作する治具・設備

岩津では、バネの仕様に合わせた製造設備のカスタマイズや、時には一から機械の設計も行い、特殊バネの製造を実現しています。

設備・治具紹介(動画配信中)

2.この道一筋の職人が在任

確かな技術を持つ、経験豊富なバネ職人が、岩津の特殊バネ製作を支えています。

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