材質:銅(CU-H)
線径:0.3mm
外径:1.9mm
全長:1.0m

こちらの逸品は、銅かつ非常に細い線径であることから、柔らかすぎるためコントロールしづらく、自動機での加工はまず不可能です。
そのため、半自動巻取機と手作業による微調整が必要となってきます。

Φ0.3の銅線を手巻きで1m巻いた逸品

Φ0.3の銅線を手巻きで1m巻いた逸品

微調整の加減を少し間違えるだけでピッチ間隔が狂ってしまうため、1m(5000巻)もの長さを手巻きで調整し続けるのは、まさに集中力との戦いです。

長いバネを製作する際は、終盤で失敗すると無駄になる材料代の金額が大きくなってしまったり、専用の設備を用意する必要があるため、躊躇してしまいがちですが、岩津発条はあえてそこに挑戦することを大切にしています。

長すぎる・自動機でできないなどの理由で他社に断られたお客様は、お気軽にご相談くださいませ。

実際の加工風景

3の銅線を手巻きで1m巻いた逸品