材質:SUS304-WPB
線径:2.9mm

  • バネ性を活かして、固定する際の安定感を向上
容器設置に利用するトーションバネ

こちらの逸品は、ボトルやカップ等の容器設置に利用するトーションバネです。

バネ性を活かして、固定する際の安定感を向上

バネ性を活かして、固定する際の安定感を向上

このトーションバネは、コイル部分に容器を取り付け、アームのフック部分で筐体や溝のような場所に取付、固定するような仕様となっており、そのアーム部分が、並行の位置からわずかに外側に開いております。
取付ける箇所は並行となりますが、外側に開いておくことで、並行に取り付けた際に内側へフックに力が働くため、その反動で外側にバネの力が働き、ピッタリと固定できるため、安定感を向上させることが目的となっております。

容器側の仕様次第で、製作コストが変わってくる

容器側の仕様次第で、製作コストが変わってくる

今回、容器は紙コップのように上が広く、底が狭いという仕様であったため、B級公差程度であれば、固定位置の多少の上下があるだけで問題なく容器を固定することが可能ですので、そのままのコイル形状で良いのですが、容器が缶のように真っ直ぐな円筒状になると、例えば、底に固定するための部品が必要になったり、それがNGであればA級公差並みのコイルによる密着が必要となり、管理コストが多く発生してしまいます。
容器側からすれば、缶か、紙コップのような形状か程度の差かもしれませんが、固定具(トーションバネ)側から見ると加工コストに大きな差が生まれますので、こういった利用シーンの考慮もコストダウンの設計のポイントになります。

岩津発条では、高精度を求められる設計や難加工を実現するだけでなく、そのうえでコストをいかに下げられるかも重要視しています。設計や難加工に関するご相談はぜひお任せください!

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