材質:SUS304-1/8H(W2)
線径:3.5mm

  • 設計から対応

 

お客様と設計から一緒に作り上げた毛染めスタンド

こちらのお客様は、過去にシャンプースタンド(過去の事例はこちら)をご発注いただいた方で、好評をいただいたため次は毛染めスタンドを作りたいとお声がけいただきました。設計段階からご相談いただき、細部までこだわった理想的な形状を一緒に追求していきました。そのこだわりポイントをご紹介していきます。

①設置が簡単

お客様と設計から一緒に作り上げた毛染めスタンド

まず前提として、こちらの製品はポンプ式の毛染めの容器を設置する想定で製作しました。

毛染めの容器の本体とポンプの間の部分を線材の間に通していくと、自然と上部で固定されるように寸法を調整して設計しました。また、毛染めの容器が下についてしまうと、底部分にぬめりが出てきてしまうとのことで、下につかないように絶妙な高さに調整しています。

②溶接部分のないデザイン

お客様と設計から一緒に作り上げた毛染めスタンド

シャンプースタンドを製作した際、「溶接による接合部をなくすためにバネを利用する」というアイデアが非常に好評だったため、今回もその案を採用することとなりました。

このバネの部分は単にパーツ同士を接続させる役割だけではなく、毛染めのポンプをプッシュした際の力を吸収し、ぐらつきを抑える役割もあるという優れものです。

③倒れない工夫

倒れない工夫

スタンドのぐらつきを抑えるため、②でも紹介しましたように容器をプッシュした衝撃を吸収するバネに加え、力が加わると想定される部分に押さえのパーツをつけることや、容器自体のぐらつきを無くし固定するパーツを作るなど、様々な細かい工夫をすることでスタンドが倒れないよう設計しました。

岩津発条では、バネの設計も得意としているため、お客様の要望を聞きながら一緒により良い設計を考えることができます。アイデアはあるけどどうやって実現したら…と困っている方はぜひ一度ご相談ください!

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