材質:SUS304-W1(SUS304-W2)
線径:5.5mm

・直線材を調達する方法をお客様と相談してコスト削減を提案

直線材の調達方法でコスト削減を提案した逸品

こちらの逸品は、直線部分の長さのバリエーションが数種類ある製品で、材料の調達方法をお客様と相談することでコスト削減に繋げた線材曲げ加工品です。

直線材を調達する際の2つの方法をお客様に提案いたしました

まず前提として、今回の逸品の場合、材質が特殊なため直線材は加工業者に依頼して調達するところから始めなければなりません。 その直線材を調達する方法として「種類ごとに異なる長さの材料を調達する方法」と、「同じ長さの材料を調達し、加工時にカットする方法」の2種類方法があります。

お客様の製造計画にもよりますので、どちらがコスト削減に繋がるかを相談させていただきました。

直線材の調達方法でコスト削減を提案した逸品

「種類ごとに異なる長さの材料を調達する方法」は、加工時にカットする必要はないものの、直線材の調達にかかる費用は加工回数が多くなる分高くついてしまいます。一方、「同じ長さの材料を調達し、加工時にカットする方法」については、加工回数が1回で済むため、直線材の調達にかかる費用を抑えることが可能ですが、材料ロスが出てしまいます。

あらゆる条件から、今回のケースはパターンBの方が低コストとなりました

今回のお客様の場合は、材料ロスを考えてもコストメリットが出たため後者を採用することになりました。製造量やバリエーションの幅の広さによっては、材料ロスによるデメリットの方が大きくなってしまうケースもありますので、お客様と相談させていただきながら決定いたしました。

加工の要求事項だけでなく、密に情報共有いただけたことで提案の幅が広がりました

実際、バネ屋だけの知識であれば「種類ごとに異なる長さの材料を調達する方法」と、「同じ長さの材料を調達し、加工時にカットする方法」があるということまではわかりますが、この知識だけでは判断基準となる要素がわからないためコスト比較もできず、何の提案をすることもできなかったでしょう。
しかし今回のケースでは、お客様の製造計画をはじめあらゆる情報を共有していただいたことによって、どちらがコスト削減に繋がるかを細かく計算し、メリットのある方を選べたということに繋がりました。

岩津発条では材料調達の方法の部分からコスト削減の提案をすることも可能です。ぜひご相談ください!

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