材質:SUS-304WPB
線径:1.8mm

  • 設計から対応

 

コストパフォーマンス重視の塗装吊り治具設計・試作

こちらの逸品はホームページからのお問い合わせでまず設計の相談があり、お客様の要望をヒアリングしながら理想的な設計に近づけた逸品です。

機能性(利便性)、コスト(加工しやすさ)を考慮した設計ご提案

コストパフォーマンス重視の塗装吊り治具設計・試作

どのような部品もそうですが、材質、大きさ、加工方法すべてに意味と目的があり、それを見える化したものが設計図面です。通常、弊社のようなばね屋は設計図面に描かれた指示をいかにして実現するかという部分が腕の見せ所ではありますが、今回は逆に、いかにせずとも簡単に加工できるような、かつそれでいて機能性(利便性)を完全に満たせるような設計図面の提案をさせていただきました。

製品は、塗装吊り治具です。カチオン電着塗装に使用するとのことで、吊り治具にはデリケートな機能が求められました。

お客様に用途を教えていただきながら、形に落とし込んだのが左図のものです。①くの字になっている部分で製品を装着・固定しやすく工夫しており、②ユニットの動作の衝撃を緩和するためのバネ部分、そして③ユニットとの固定のための曲げ加工を施すことで最適な形状になるという設計になりました。

この形状であれば、プレス、コイリング、ベンダーで比較的簡単に加工が可能です。

機能性を維持しつつ、さらに低コストで量産可能な条件を探るための試作

コストパフォーマンス重視の塗装吊り治具設計・試作

加工が簡単とはいえ、この状態では大きく分けてコイリング、ベンダー加工、プレス加工、の3段階もの工程が必要になりますので、量産コストを考えると少しでも工程を減らしたいところです。そこで、すべての工程を自動機で1発で仕上げるための条件を探りました。

自動機でネックになるのは★の部分です。コイリング部分との曲げ部分の隙間が狭いことから曲げのための治具が入る隙間がなく、自動機では対応が難しい状況です。

やはり試作を行ってみるからこそ解決すべき課題がシンプルになります。

そこで、治具が入る隙間を確保した状態(=見た目の美しさは損なわれますが)でも使用用途上問題ないということであれば自動機での量産も可能ということも合わせて提案させていただきました。

岩津発条ではバネに関する加工だけではなく色々な加工ができるので用途に応じて柔軟に設計の相談にも応じます。また、量産時のことも考慮した試作も得意としていますので、ぜひ一度お問い合わせください!