材質:撚線(より線・撚り線・ワイヤーロープ)6×6
線径:2.3mm

・復元性の高い撚線を芯金ごと熱処理して対応

撚線(より線)を用いた引張バネ

撚線(より線)を用いた引張バネ

こちらの逸品は材質に複数の線材を撚(よ)り合わせて作られた撚線(より線)が用いられていることが難加工ポイントです。普通に芯金で巻けば良いかと思いきや非常に曲者で、撚線は復元性が高いためせっかく巻き終わってもほどけて元のひも状に戻ってしまうことが課題でした。

撚線(より線)を用いた引張バネ

どうすれば解決できるか頭を悩ませていましたが、「芯金ごと熱処理してみよう」と思い立ち、熱膨張しない素材の芯金で巻いた後、両端を固定し、芯金ごと熱処理してみたところ、形状を固定することができました。

撚線(より線)を用いた引張バネ

撚線は複数の線材を撚(よ)り合わせて作られているためスプリングバックも非常に大きいことから、スプリングバックも考慮して小さめの芯金で巻き、目的の径に調節する必要がありました。

非常に難しい加工でしたが、加工方法をひらめき、結果目的のものが出来たときはなんとも快感でした!

岩津発条では機械任せではなく加工における根本の知識をしっかりと把握しているため、難加工であったとしても何か方法はないか、知恵を絞って対応しています。ぜひお問い合わせください!