ばね製作記 逸品

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機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。

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1月の記事

並列巻きをした異形線

材質:SWP-B(SWRS)
線径(材料断面寸法):[2.2×2.7]

シートを巻き上げる際のストッパーとして使用される2本同時の並列巻きをした異形線のバネです。

並列巻きをした異形線

並列巻きですから、自動機で巻くことはできません。
並列巻きをした理由は、製品を使用するスペースが限られており、
1本での巻きつけではトルクが足りないといった問題がありました。
その場合、製品を2つ用意しなければなりませんが今回、それを設置するだけスペースがありませんでした。

そのため2本同時の並列巻きにすることで、1つの製品でトルクを2倍にすることができました

並列巻きをした異形線

“2本同時の並列巻き”、言葉では簡単そうに聞こえるのですが、
材質が異形線であるため非常に加工が難しいです。
角線は通常の丸線とは違い、巻きつける際に材質が回転する動きが生じるため、
回転を抑える技術を要します。

黒染の表面処理を施した半丸フックの引張バネ

また、異形線を加工するためには専用のガイドも準備する必要があります。
通常であれば異形線の専用ガイドも機械メーカーに依頼しなければなりません。
ですが、岩津発条では独自で機械の整備・調整もすることができる職人がいるため、
機械メーカーに依頼する手間がなく、製作することができました。

今回は岩津発条のバネを製作する技術力だけでなく、製品に合わせた設備の活用ができる技術力も
発揮できた逸品でした。

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