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9月の記事

フック立ち上がり部のRの曲げが大きい引張バネ

材質:SWP-A(SWRS、ピアノ線)
線径:φ8.0
コイル外径:φ66.6
有効巻数:11.5
自由長:267

フック立ち上がり部のRが非常に大きい引張バネです。

フック立ち上がり部のRの曲げが大きい引張バネ

応力集中によるフック立ち上がり部での折損を回避するために、大きい曲げRとなっております。
一般的に大きいRに曲げる治具は流通していないため、岩津発条では専用治具を独自開発し、加工しております。

また、Rが大きい分、スプリングバックも大きくなるため、予めスプリングバックを予測した加工が必要となります。

フック立ち上がり部のRの曲げが大きい引張バネ

次に、こちらの引張バネの特徴として、フック対向角の公差が厳しい点が挙げられます。
熱処理後、外径は小さくなり、巻き数が増加してしまうため、フック対向角に大きなズレが生じてしまいます。
そのため、フック対向角のズレを防ぐためには、加工前から熱処理後の変化を想定しておく必要があります。

岩津発条では、バネ加工に熟達した職人がいるため、フック対向角のズレを最小限にとどめることができました。

フック立ち上がり部のRの曲げが大きい引張バネ

また、通常引張バネの初張力に公差設定はありませんが、こちらの引張バネには公差設定がありました
熱処理を加えた場合、引張りバネの初張力が低下するため、バネの加工技術に熟達した職人の緻密な熱処理温度の管理が必要となります。
まさに、岩津発条の技術力が光った逸品となりました。

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