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11月の記事

終端部を密着に加工しながら、ある程度の平面度を出した線材加工品

逸品No:i_20201130

材質:SUS430-W1(1/8H)(軟質線)
線径:8.0mm

  • ・密着の加工により生じた歪みを分散させることがポイント
終端部を密着に加工しながら、ある程度の平面度を出した線材加工品

こちらの逸品は、楽器のトライアングルのように、平面度を出しながら、終端部が密着しているという難加工の線材加工品です。

線材をオーバーラップさせ、歪みを取りながらスプリングバックで密着させる

線材をオーバーラップさせ、歪みを取りながらスプリングバックで密着させる

密着部分は、上記のように、実際より多めに曲げた後、その際に生じた歪を修正しながら、目的の場所へ戻して密着させます。

線材をオーバーラップさせ、歪みを取りながらスプリングバックで密着させる

ただし、この方法をとると、オーバーラップの始点となるRに別の歪みが生じます。この歪みが残ったままだと平面度が出せずガタガタになってしまうため、こちらの歪みも除去することで、”ある程度の”平面度を出すことが可能になります。

ここで”ある程度の”と強調したのは、”完全なる”平面は難しく、この歪みを除去してもその影響でまた別の箇所の歪みが生じるため、あくまで歪みを分散させることで平面を出すことができるという意味合いです。

曲げ傷がつかないように、カットしてしまう位置を突いて曲げる

曲げ傷がつかないように、カットしてしまう位置を突いて曲げる

さらに、外観を重視する場合、曲げた際にツールに当たった傷が気になってしまうので、このようにカットして捨てる箇所を突けば、最終的に傷が残らずに済みます。

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