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機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。

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3月の記事

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

材質:SUS-304WPB
線径:1.2mm
内径のR:32mm

・線径に対して内径のRが非常に大きい
・フック部分がU字

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

①線径に対して内径のRが非常に大きい

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

この逸品は線径に対する内径が非常に大きい(D/d換算すると約50に相当)ため、自動機では製作できません。
またSUS系の線材の場合、D/dが大きいということはスプリングバックも大きいため、あらかじめ熱処理後にどれくらいスプリングバックするかを考慮した上で製作しております。

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

②取り付け時に固定部となるフック部分が「U字」形状

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

取り付け時に固定部となるフック部分が「U字」になっている点もポイントです。設計段階でフック部分の仕様の可能性として大きく分けて①U字型、②丸型、③ティアドロップ型が想定されますが、U字型の加工が難しいということがポイントではなく、むしろその逆で、加工が最もシンプルな仕様がこの「U字」です。
弊社の経験上、加工をご依頼いただく図面においてこういった固定部となるフック部分は、固定具(ビスなど)を取り付ける部品を確実に安定させることを優先し、②の「丸型」に設計されているケースが多くあります。しかし実は、先に挙げた仕様の中で「丸型」は最も加工に手間がかかります。(手間がかかるということは一番コストがかかるということです)
もちろん、取り付け時の条件や環境次第によってU字型では不十分となる可能性もあります。

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

今回の場合、フック部分の先端に右図のような「抑え」として当たりのつくような壁があることが分かっていたため、①のU字型の形状でも、固定部がズレたり外れたりする問題が無いと判断されたため、②の丸型にせずともに条件を満たしたうえでコストを抑えることが可能でした。

線径に対して内径のRが大きく、フック部分がU字形状の線材曲げ加工品

岩津発条では設計段階からアドバイスさせていただくことでコストを抑えたバネ製作が可能です。お気軽にご相談ください!

岩津発条製作所が特殊バネを設計・製作できる2つの理由

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