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東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。

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3月の記事

異形線の圧縮バネ(ダイバネ)

材質:SWP-B(SWRS、ピアノ線) 線径:[1.9×4.2] 異形線の金型受け用バネです。
逸品その一. 異形線の圧縮バネ(ダイバネ)

逸品その一. 異形線の圧縮バネ(ダイバネ)

このバネの特徴は、何と言っても異形線であること。 これは金型受け用のバネで、一般的に金型受け用のバネに用いられる材料は

  • 角線(材料の断面が正方形)
  • 平角線(材料断面が長方形)
  • 平線(材料断面が線に近い)

  の3種類があります。今回ご紹介するバネは、最も加工難易度が高い「平線」のバネです。 こちらのバネは、線径が[1.9×4.2]で、これを普通に自動機で巻こうとすると、面が倒れてしまいます。

逸品その一. 異形線の圧縮バネ(ダイバネ)

そこで、自動機ではなく、旋盤を使った岩津オリジナルの芯金巻き機で、職人が一つ一つ手で加減を調整して巻いています。 力加減次第ですぐにずれてしまうので、このバネを巻けるようになるには、かなりの練習が必要です。 ちなみに、このバネの材料はオーダーメイドです。丸線を仕入れ、圧延メーカーに依頼し、平線に加工してもらっています。通常、圧延メーカーは100kg単位の大ロットでないと引き受けてくれませんが、お取引させていただいている圧延メーカー様は、20~30kgでも対応して下さいます。 結果として、岩津で少量のバネ加工を行う際は、比較的安価で行うことが可能となっています。

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  • D/dが大きいため、専用の芯金を作成し、職人の手により外径コントロール
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  • 熱処理後のばらつきが大きく管理が困難

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  • 直角度の公差が±1度、寸法の公差±0.48の緻密さが要求された逸品
  • 職人技による均一なピッチ間隔

岩津発条製作所が特殊バネを設計・製作できる2つの理由

1.オリジナルで製作する治具・設備

岩津では、バネの仕様に合わせた製造設備のカスタマイズや、時には一から機械の設計も行い、特殊バネの製造を実現しています。

設備・治具紹介(動画配信中)

2.この道一筋の職人が在任

確かな技術を持つ、経験豊富なバネ職人が、岩津の特殊バネ製作を支えています。

技術者紹介

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