材質:SWP-B(SWRS、ピアノ線)
線径:φ1.5
リング内径:φ67.5

リング部=トーションフォーミング加工
ツマミ部=ベンダー曲げ加工

この依頼は、リング部がD/d≧40の上、内径公差がφ67.5±0.5と、 非常に厳しい条件の内容でした。

逸品その一. コイル外径(D/d)が大きく、内径公差が厳しいワイヤーバンド

スプリングバックの管理だけでも困難な加工ですが、普通のリングではなく、先端に小さなツマミが付いていました。

逸品その一. コイル外径(D/d)が大きく、内径公差が厳しいワイヤーバンド

この小さなツマミは曲げRが小さく、自動機では加工できないため、ベンダー曲げを採用しました。
また、ツマミ部と引っ掛け部先端の干渉が寸法に影響するため、 引っ張り過ぎて干渉しないようどの地点をどの角度に曲げるか、曲げRの管理にもかなりの注意を要しました。

逸品その一. コイル外径(D/d)が大きく、内径公差が厳しいワイヤーバンド

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