ばね・バネの岩津発条製作所 ホーム > 引張バネ(引きバネ)
岩津発条は熟練職人が揃い、規格外の特殊なバネや、機械での加工ができない引張バネ(引きバネ)の手加工を得意としています。
「φ10の太いバネを製作したい」
「加工が難しいため他のバネメーカーで断られた」
といった難加工の引張バネこそ、私達にお任せ下さい。こちらでは、これまで製作・加工を行った引張バネの一部をご紹介します。
*φ0.2以下、φ13.0以上もお引き受け可能です。ご相談下さい。
引張バネは材料ごとに異なる初張力や、コイル部分の応力も配慮した設計が求められます。岩津発条では設計の提案・アドバイスから、手加工による対応までいたします。
こちらに記載されていないような仕様・加工の場合でも、お気軽にお問い合わせ下さい。

設計を見ると、応力限界付近で使用する引張バネであり、それが破断の一番の原因でした。 そこで、線径:φ0.45、コイル外径:φ3.1+0/-0.1を+0.1.-0と、ほんの少し外径を大きくすることで応力をクリアし、破断を防ぎました。
また、お客様の仮説のとおり、偏心荷重がかかっていたことも、破断の要因でした。 フック部がV字形状であったものを丸形状とし、さらに両絞りとしたことで自在に動くようにして改善しました。
| 材質 | SWP-B |
|---|---|
| 線径 | φ0.45 |
| コイル外径 | 3.1 |
| 有効巻数 | 45 |
| 自由長 | 28 |
| バネ定数 | 0.049kg/mm |
| 初張力 | 約0.1kg |
| フック線径 | φ0.6 |


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通常、初張力をなくすためには、各コイル間に隙間を作るピッチ巻を行います。今回は「各コイル間に隙間を作らずに」とのことでしたのでピッチ巻の代わりに、材質をピアノ線から、ほぼ初張力のつかないオイルテンパー線に変更することを提案し、初張力をなくしました。
また、オイルテンパー線は鍍金すると、(他の鋼種に比べて)水素脆性が著しく発生するため、表面処理を塗装にしました。
| 材質 | SWOSC-B |
|---|---|
| 線径 | φ8.5 |
| コイル平均径 | 62 |
| 有効巻数 | 38 |
| 自由長 | 457 |
| バネ定数 | 0.58kg/mm |
| 初張力 | ほぼゼロ |
| フック形状 | 逆丸フック |

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疲労の原因は、胴体が強すぎることでした。 胴体の線径が太く強すぎたため、破断が生じていました。そこで、端を両絞りにし、別フックを挿入、フック部の線径を胴体よりも太い線径(φ3.5)を使用することで、耐久性を大幅にアップさせました。
単価はかなり上がりましたが、お客様からは「それが問題にならない程、バネの寿命が伸びた。」と喜んでいただけました。
| 材質 | SWP-B |
|---|---|
| 線径 | φ3.2 |
| コイル外径 | φ22 |
| 巻数 | 30T.C |
| バネ定数 | 0.53kg/mm |
| 初張力 | 約4.5kg |
| フック線径 | φ3.5 |
※フック部に当たりが発生。首長、二重環は共にNG。

特殊・精密な引張バネ(引きバネ)の製作や難加工は、私達にお任せ下さい。治具・金型内製率99%だからできる、フレキシブルな対応で、皆様の「ほしい引張バネ」を1個から製作いたします。
また、最適な製品ができるよう設計など技術面のアドバイスや、製作後のアフターフォローも行っています。