ばね・バネの岩津発条製作所 ホーム > ばね製作記 逸品
東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。
岩津発条の自慢は、創業から培ってきた『職人技』です。
機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。
毎月10日・20日・30日の定期更新で、逸品についての製作記をお届けしています。
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2012.02.20
線径:φ1.0
外径:φ10.8
自由長:6.0
有効巻き数:22
両端面研削
当該バネは、純チタン(純度99%以上)を使っています。
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通常、バネ用チタン線は合金のため、ほとんどが純度約70%ですが、それに比べて純チタンは、耐食条件などに強く、
海水、上下水道、表面処理設備などによく使用されます。
耐食性の高い純チタンですが、バネ性は劣ります。
そのため、硬引きすることで弾性を高めました。
また、硬引きチタン線は合金ではなく、バネ材メーカーの取り扱い製品ではないため、引張強さなどが調質されておらず、
弊社にて、横弾性係数を計る必要がありました。
そのために試作を行い、係数が分かった後に、本設計へと入りました。
また、この材料に適した熱処理温度の判断は、社内試験等、特に留意を要した点です。
バネ用ではない材料ですが、弊社独自の熱処理を施すことで、寿命を伸ばすことができました。
2012.2.10
材質:SUS304-1/2H
線径:φ2.0
材料展開長:330L
このリングは、一見普通の丸いリングですが、実は上部・側部・下部のRが、それぞれ異なるRになっているのです。

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ただでさえ、
・D/dが大きい D/d=47.5(コイル平均径φ95/線径φ2.0)
・つまみ部のD/dが小さい D/d=2.5(コイル平均径φ5.0/線径φ2.0)
・つまみ部にプレス加工あり (セット時にネジ止めするため)
と、難加工ポイントが沢山ある品物なうえに、3ヶ所のRを整えるのは大変な仕事でした。


3種の異なるRを実現するためには、もちろん普通の芯金ではできないので、弊社にてオリジナルの芯金を製作しました。
オリジナルの芯金は作り慣れていますが、3ヶ所それぞれのRを微妙に変えるというのは、なかなかの難関でした。
加工方法は、まずつまみ部分を後加工できないため、先に作ります。
それからリングを作るのですが、一度に曲げるとつまみ同士が衝突し、ひずみが生じてしまうので、左右半分ずつR曲げすることで、つまみ同士の衝突をかわしました。
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