線径:φ3.0

果樹園の木の枝などの支柱として使用される、亜鉛メッキの表面処理を施した線材加工品です。

亜鉛メッキの表面処理を施した線材加工品

特徴としては、見た目でおわかりになると思いますが、2本同時に加工しております。
2本同時ですと、輪っかの部分にあたる箇所の径を揃える事が非常に難しいです。
職人の力加減によって径が小さくなったりとしてしまうため、微妙な力加減を必要とします。

亜鉛メッキの表面処理を施した線材加工品

また、コイル部となっている箇所を鉄線に巻きつけていることも特徴としてあります。
巻きつける際には、輪っか部の径等を保持するために輪っか部を固定した上で加工する必要があります。
固定をしなければ、全体的にズレが生じてしまいます。

亜鉛メッキの表面処理を施した線材加工品

2本束ねた鉄線に鉄線2本を同時に巻きつける場合、綺麗なコイルリングの丸くではなく、
台形のような形となり巻きつけるのが非常に難しいです。
当然ながらスプリングバックも生じるため、それを加味した上での加工が必要となります。
巻きつけには微妙な力加減で調整をする必要もあるため、職人の力を発揮した逸品となりました。