バネ材の巻きクセを弱めて、左右等間隔のピッチで巻いたダブルトーションバネです。
逸品その二. 左右等間隔のピッチのダブルトーションバネ

逸品その二. 左右等間隔のピッチのダブルトーションバネ

ダブルトーションバネは、ピッチを開けずに密着させて巻くのが通常ですが、お客様の中には、「めっきを全体に浸透させたい」「バネ同士の干渉を防ぎたい」といった理由で、ピッチの開いたものを希望される方もいらっしゃいます。 このバネは、その一例です。しかも、左右どちらも、等間隔のピッチで巻いています。

逸品その二. 左右等間隔のピッチのダブルトーションバネ

バネ材には右巻き/左巻きの「クセ」があり、ダブルトーションバネは左右逆方向に巻くため、片方はくっつきたがり、もう片方は離れたがる、という性質があります。 その性質を弱めるために、このバネは“熱処理”を行ってから巻いています。 熱処理を行うと、材料が硬くなり、加工性が悪くなったり、強度も少し低くなります。 しかしそこは、職人技。 ちゃんとお客様のご要望に叶うバネに仕上げました。強度は、仕上げのテンパーで応力を抜き、粘り強さを高めています。

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