ばね・バネの岩津発条製作所 ホーム > ばね製作記 逸品 > 2012年1月
東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々・・・。
岩津発条の自慢は、創業から培ってきた『職人技』です。
機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。
毎月10日・20日・30日の定期更新で、逸品についての製作記をお届けしています。
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2012.01.31
材質:SWM-B
線径:φ3.2
ベンダー曲げ
一見してわかる通り、割ピン状の部位の隙間寸法0.4をつくり上げるのが難関です。 自動機加工は、もちろん不可でした。

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まず、直線寸法カット材を用意し、頭部の円をつくります。
そのとき、円柱状の芯に巻きつけた材料をオーバーラップさせ、スプリングバックの力を利用して両脚が隙間寸法0.4の位置で真っ直ぐに揃うよう、加工しました。
そのままでは、オーバーラップした分の歪みがあるため、歪みを取り除く必要があります。これで隙間寸法0.4の部位が完成です。
この割ピン状の部位をつくるだけでも3工程を要し、工程数の削減が非常に難しい加工でした。
2012.01.20
材質:SUS304-WPB
線径:φ10.0
U字部=油圧ベンダー曲げ
他箇所=プレス
この製品は、材料が太く硬い上、U字側の先端カット位置が曲げRの曲げ部に近く、 非常に短く切断しております。

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通常、材料をカットする場合、材料の径に合うサイズの穴の空いた切断金型にセットし、しっかり保持された状態でカットしますが、この製品は曲がっている部分をカットするため、金型の穴に通すことができません。
そのため、蓋をかぶせて挟むことで品物を固定し、切断しました。
この方法で固定すると、切断金型をセットする際のクリアランス(刃物と受け型の隙間)が発生しやすくなります。
クリアランスがあると、切断面の“ダレ”・“カエリ”が非常に発生しやすく、また、刃物への負荷も大きくなるため、しっかり管理しなければならないことが難加工ポイントでした。

2011.12.9
材質:SWP-B
線径:φ1.5
リング内径:φ67.5
リング部=トーションフォーミング加工
ツマミ部=ベンダー曲げ加工
この依頼は、リング部がD/d≧40の上、内径公差がφ67.5±0.5と、 非常に厳しい条件の内容でした。

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スプリングバックの管理だけでも困難な加工ですが、普通のリングではなく、先端に小さなツマミが付いていました。

この小さなツマミは曲げRが小さく、自動機では加工できないため、ベンダー曲げを採用しました。
また、ツマミ部と引っ掛け部先端の干渉が寸法に影響するため、
引っ張り過ぎて干渉しないようどの地点をどの角度に曲げるか、曲げRの管理にもかなりの注意を要しました。

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